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2008年12月15日
『スピード・オブ・トラスト』スティーブン・M.R.コヴィー(著),レベッカ・R.メリル(著)
『スピード・オブ・トラスト―「信頼」がスピードを上げ、コストを下げ、組織の影響力を最大化する』スティーブン・M.R.コヴィー(著),レベッカ・R.メリル(著)
本書では、信頼について書かれています。
信頼がなければ、どうなるか?
昨今の、食の安全問題に見られるようなことが起こると考えるとわかりやすいかもしれません。
購入を控える、企業は最悪倒産する、安全チェックのためにコストや時間がかかる。
こういったことが起こっています。
経済活動が、停滞してしまうと言えるかもしれません。
もしくは、狼少年のことを考えるとわかるかもしれません。
いつも嘘ばかり言っていると、本当のことを言っても、信じてもらえず、人の行動に影響を与えることができにくくなるでしょう。
嘘をつくメリット
嘘をつかない(ついたことがない)人は、そうはいないと思いますが、嘘をつくのは、何かしらメリットがあるからなのではないでしょうか。
とくに、組織などでは、自分の評価を下げるようなことは言わないほうが良い、隠すといったことがあると言われます。
隠蔽は嘘ではないですが、事実でもありません。
信頼すること、自分の本心、事実を言うことがメリットになる
事実を言うこと、自分の本心を言ってもデメリットにならないこと、そういう環境がないと、なかなか言えないものなのかもしれません。
組織などにおいて、事実を言える「環境」づくりも大切だと思います。
失敗を責めない
と企業のトップが言うことがあるのは、こういう「嘘」を報告しあうことで、コストが上がるということを知っているからでもあると思います。
(挑戦することの大切さを感じているからというのが大きいと思いますが。)
この『スピード・オブ・トラスト』では、信頼を得たいと考えている人には、参考になるフレームワークが提示されています。
そして、どういうことを意識して、行動すると良いかも、書かれています。
こういったことが実践できるようになり、信頼されるリーダーになる、信頼される人になったときに、「信頼」のメリット、信頼がないことのデメリットを伝えると、「嘘」を言うことで、メリットがあると考える人も、理解しようと思うかもしれません。
信頼を得ることの価値。
厳しい時代であるからこそ、ますます重要に、大きくなっていくのかもしれません。
信頼の価値を認めていて、信頼を得るために、どうしたら良いのか。
そういうことを考えたい方が読まれると参考になると思います。
信頼というものが、どうやって得られるのか、そういうことがわかったので、読んで良かったです。
『スピード・オブ・トラスト―「信頼」がスピードを上げ、コストを下げ、組織の影響力を最大化する』スティーブン・M.R.コヴィー(著),レベッカ・R.メリル(著)