情報・知識を活かせていますか?
まぐまぐ新着メルマガ 【ビジネス部門】 第1位獲得!
1万5,000人が、読んでいるメルマガ!! (マガジンID:0000139905) (配信:まぐまぐ) (無料) ★毎回、ビジネス本の紹介などしています。面白いビジネス本をお探しの方は、ご登録を! |
2008年6月 2日
『なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想』フィル・ローゼンツワイグ(著)
『なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想』フィル・ローゼンツワイグ(著)
ビジネス書に限ったことではないですが、ビジネス関連の話題は、因果がわかりにくい、特定しにくいというのがあります。
ですから、本書に書かれていることは、ビジネス書に限った話ではありません。
ビジネス書やビジネス誌などを読む方は、読んでおいたほうが良い一冊だと思います。
もちろん、本書で言われていることも、すべてが正しいかというのは、あると思いますが。
ビジネスを科学的に考えると、なかなかむずかしいことになります。
科学の実験と違って、再現性があまりない。
状況が変化してしまう。
こういったことがあるために、ある意味、何を言っても、どれも正解ということになりやすい。
間違いやすい、間違いに気づきにくい、だましやすい、だまされやすい。
ということがあります。
(科学にも限界があるので、科学的な手法だから、間違いではないとも言い切れませんが。)
本書を読んでおくと、ビジネス書に限らず、様々な評論などについて、一定の距離をもって、読んだり聞いたりすることが出来るようになると思います。
当たり前のことですが、ビジネス書に書かれていることだから適切なわけではないですし、有名な人間が書いている、言っていることだから適切なわけではありません。
(さらに言えば、成果を出している人間が書いているから、必ず適切と言うわけでもないでしょう。)
こういう視点を持って、いろいろと見てみると、また違った見方、読み方ができると思います。
現にわたしは、以前とは違った形で、ビジネス書などを活用しています。
(本書を読む前から感じていたことなので、その前から少しずつ変えていましたが。)
ビジネスに限らず、物事は、状況依存的な面があります。
状況が変われば、同じことでも、違った結果になる可能性があります。
妄信せずに、自分で試してみる。
そういう姿勢が必要だと思っています。
そして、その試行錯誤が、行動や言葉に、にじんでくるように感じます。
本書を読んで、ビジネス書などの活用方法などを、改めて再認識しました。