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2008年1月21日
『戦略不全の因果―1013社の明暗はどこで分かれたのか』三品和広(著)
『戦略不全の因果―1013社の明暗はどこで分かれたのか』三品和広(著)
『戦略不全の因果―1013社の明暗はどこで分かれたのか』三品和広(著)
このところ、戦略の本を読む機会が多いです。
そういう時期なのかもしれません。
本書のタイトルにある、戦略不全とは、戦略がないという意味ではなくて、戦略が機能しないという意味です。
戦略を持たない企業はないが、その戦略が機能していないということが、このタイトルにこめられているということです。
戦略が機能しない(=戦略不全)と、どういう結果になるか。
それが、「戦略不全の因果」ということです。
本書では、日本の上場企業1013社の調査から、戦略について考察されています。
期間としては、40年間ということで、戦後の日本企業についての調査から、戦略が機能している企業と、していない企業について、書かれています。
戦略とは何か。
利益の出る企業と、利益の出ない企業の違いは何か。
そういうことがわかります。
正直、本書で書かれていることは、経営者であれば、直観的に理解していることだと思います。
それが、調査によっても、裏付けられるという意味で、価値ある一冊だと思います。
そして、本書で得た知見から、それでは、どうしたら良いのか。
ということを考えさせられる本です。
この点を、考えることが、経営者の役割というのは、本書の主張ですし、その通りでしょう。
「戦略」が機能しないことが、利益が出ない大きな理由ということが、理解できました。
では、どうしたら、本書で言うところの「戦略」を考えることができるのか。
これは、今後のわたしの課題として、考えて行きたいと思います。
そして、そこに、大きな機会と違いがあるということが、腑に落ちた一冊です。
経営者であれば、本書で言われていることを理解して、どうすれば良いか自分で考える必要があると思います。
実を言うと、本書などを読む前は、戦略については、ある程度わかったつもりでした。
『その数学が戦略を決める』を読み、本書を読んで、認識が少し変わり、深まったように思います。
「戦略」について、考える必要性を、再認識させられました。