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2006年01月14日

『文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの』ジャレド・ダイアモンド (著), 楡井 浩一 (翻訳)

2000年に出版され、25万部のベストセラーになっている『銃・病原菌・鉄』を書かれたジャレド・ダイアモンド氏の新刊です。

銃・病原菌・鉄〈上巻〉
銃・病原菌・鉄〈上巻〉

銃・病原菌・鉄〈下巻〉
銃・病原菌・鉄〈下巻〉

昨年末に出版されたので、この正月休みにしか読めないだろうと思い、読みました。

なにせ、上下巻合わせて、800ページ以上ですから。


おそらく、メルマガで書評を書くことはないでしょう。

というのは、あまり、ビジネスには関係がないですから。

大企業と環境という章がありまして、大企業の方などが読まれると、この部分は良いと思いますが、それも、1章だけです。

『銃・病原菌・鉄』で、ピューリッツァー賞を受賞され、人間の発展史について書かれたわけですが、今回は、文明の崩壊について書かれています。

前回とは、逆のテーマですね。


環境破壊による、文明の崩壊について、取り上げられています。


上巻では、過去の様々な崩壊した文明について、下巻では、現代の崩壊しつつある地域と、崩壊しないための方策について、書かれています。


あまり、方策については、参考にならないというか、当たり前のことが書かれています。

それができるかできないかが、問題なのだということがわかります。


しかし、本書の一番のポイントは、やはり、崩壊していく文明、地域の条件と崩壊しない文明、地域の比較にあると思います。


これが、非常におもしろいですね。

良くここまで調べて、書くことができるなと思います。


『銃・病原菌・鉄』でも、その洞察には、感心しましたが、また、こちらでも、同様に、むずかしい問題を、わかりやすく表現されています。


さらに言うと、こういう本を読むと、やはり知識がつきますね。

イースター島(モアイ像がある島)が、どのように環境破壊、文明崩壊に至ったかなど、ちょっと、話の種にしたくなるようなことも知ることができますから。(モアイ像をどうやって運んだかとかも知ることができますし。)


こういう歴史の本を読むことが、はたしてビジネスに役立つかどうかはわかりませんが、いつもとはちょっと違う視点を持つことができますね。

GEが、21世紀は環境ビジネスの時代だと言っていますが、そういうことの可能性、必要性を感じることができます。


とは言え、ビジネス本ではありませんので、歴史や環境に、興味がある、時間のある方が、読まれると良いと思います。

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)

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