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2004年10月28日
NHK63億人の地図「第8回 中国 豊かさへの模索」
今回(10月24日放送分)の63億人の地図のテーマは、中国 豊かさへの模索でした。
内容は、中国国内の経済格差についてだったように思います。
■地域格差
内陸部と沿岸部で、所得の格差がある。
沿岸部は高く、内陸部は低い。
■富人区
上海には、富人区と呼ばれる地域があり、そこには、企業の社長など富裕な人が住んでいる。
家1件の、平均の値段が、2億円だそうです。
そこに住む、張さんという方が、紹介されていました。
事業は、不動産や電気製品の製造などをやられているそうです。
現在は、とくに、教育ビジネスに力を入れているとのことでした。
■エリート養成学校
貴族学校と呼ばれるエリートが行く学校があるそうです。
その一つを張さんは経営されています。
50万円の入学金。
500台のパソコン。
小学1年から、週4時間の英語など。
まさに、エリート学校ですね。
■戸籍、民工
農村からの出稼ぎの人をこう呼ぶようです。
農村戸籍、都市戸籍というものがあり、農村戸籍の人は、都市には定住できないとのことでした。
■教育
都市部では、農村戸籍の子供が、公立の学校に入るのはむずかしい。
公立学校は、都市戸籍の子供を優先している。
農村戸籍の子供は、民工学校というところに通うそうです。
中学の民工学校は少なく、多くの子供が、故郷に戻るとのことでした。
■先富論
鄧 小平氏
「先に豊かになれるものから豊かになれ。
先に豊かになった者は、貧しいものを助けよ。」
■寧夏回族自治区 中庄村
人口1700人。平均年収 13,000円。300人が出稼ぎへ。
雨が少なく、農業がむずかしい。
学費を払えず、小学校を中退する子供もいる。
教育が大切。
王さん
大学に合格するも、入学金(8万円-王さん一家の年収の7倍)を払うことがむずかしい。
村が保証人になって、借金をして、大学へ進学することが可能になった。
■西部大開発
貧困対策が必要。
政府が、インフラ整備のために、内陸部に企業を誘致し、雇用を開発する。
”先富” から ”共同富裕” へ
今後の中国が目指す必要があるとのことでした。
都市と農村の格差が、激しいことが良くわかりました。
都市と農村の格差については、産業革命以降、成長の際の課題としてとりあげられます。
それにしても、中国の場合は、急激で大規模なために、影響も大きいのだと感じました。
現在の中国のGDPは、世界7位だそうですが、2020年には、アメリカ、日本に次いで、3位を目指すそうです。
世界規模でも、中国が世界に与える影響は、とても大きいものとなるでしょう。
よく言われるものとしては、環境問題、食糧問題などです。
あと10数年あるわけですから、今から、予測を立てて、対処できるものは対処できるようにしておく必要性を感じます。