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2004年06月06日
「犯罪 町の安心を取り戻せ」
この番組は、あるデータを地図(データマップ)にして、今の世界を分析・レポートしていくという番組です。5月29日放送のテーマは、「犯罪 町の安心を取り戻せ」でした。
日本は、一昨年までの5年間で犯罪率の増加が、先進国の中で最悪で、55%だそうです。
とくに、地方での増加率が高いということでした。
この原因は、町の発展((幹線)道路が整備される、住宅地開発、商業施設ができるなど)に伴って、人が集まるようになるが、住民の防犯意識が追いつかないということのようでした。
また、県庁所在地の犯罪率はほとんどの県庁所在地で上がっているが、鹿児島市は下がっていて、その理由として、少年犯罪の低下が、上げられるそうです。
少年犯罪の低下の理由は、おそらく、地域での大人と子どものかかわりが強いことがあるとのことでした。
鹿児島市では、「声かけパトロール」と「校区公民館制度」というものがあるそうです。
「声かけパトロール」
23時~5時間ほど、大人たちが地域をパトロールして、子供たちに声をかけてまわる。500地域あるそうです。
「校区公民館制度」
小学校内にある地域の公民館です。大人と子どもが参加する地域行事(運動会やスポーツ大会など)をたくさん行ないます。年間120回行事を行なうという地域が紹介されていました。
地域の結びつき、大人と子供の係わり合い、つまり地域の力が、犯罪の予防に役立っているということなのだと感じました。
また青少年の場合、居場所というものも必要だなと。
他の先進国としては、イギリスが取り上げられていました。イギリスは監視カメラ先進国だそうです。
ロンドンに、監視カメラが50万台、イギリス全土では、400万台あるそうです。24時間の監視を行なっているとのことでした。
しかし、その効果は疑問視されていて、犯罪の抑止効果は少ないのではないかと考えられ始めているようです。カメラに写りにくい犯罪(スリなど)が増えたり、カメラのない地域での犯罪が増えているそうです。
また、アメリカも紹介されていました。
アメリカでは、犯罪がこの5年間で12%減少しているそうです。
番組では、例として、ロサンジェルスのノースイースト署を取り上げていました。
ここでは、犯罪マップを使って、犯罪に対応しているそうです。
犯罪の起こりやすい地域を集中して取り締まるということをやっていました。
この考えのもとになっているのが、「10%解決法」というもので、これは、「10%の場所が60%の犯罪を生む」というものです。(アメリカの統計ではそうなっているということでした。)
だから、犯罪が起こりやすい地域で集中的に摘発する。
さらに、小さな犯罪も摘発するという徹底振りでした。
信号無視も逮捕されていました。
小さな犯罪も無視しないという姿勢を見せれば、大きな犯罪も起こせないという抑止力が働くという考えのようです。
これは、「割れた窓理論」の応用なのだろうと思います。
LAのノースイースト署の管轄でも、ごみや落書きが多い地域で、犯罪の発生率が高いということだったので、やはり「割れた窓理論」は、犯罪抑止に有効な考えなようです。
番組全体を通して、犯罪抑止には、公共の力は大きいなということを感じました。
この番組を見て、事実に基づいて、分析し、仮説を立てて、実践するということの大切さを感じました。とはいえ、元となるデータがないとなかなかむずかしいですね。
この「63億人の地図」は、毎回おもしろいテーマです。
今回もとても興味深く見ることができました。
NHKやるな、って感じの番組ですね。