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2004年03月25日

『企画力 「共感の物語」を伝える技術と心得』

『企画力 「共感の物語」を伝える技術と心得』

そうだよなーと共感したり、なるほどと思ったり、楽しく読みました。
とてもわかりやすくて、すいすい読めてしまいました。

でも、頭でわかったからといって、書いてあることを実行できるかというと別の問題ですね。

著者も

  「「知識」を学んだだけで、「智恵」を掴んだと錯覚しない。」

と述べられています。

  「企画力とは、「人間と組織を動かす力」のことである。」
  「「最高の企画書」とは、「最高の推理小説」である。」

など、多々感心させられるフレーズや記述があります。

自分の最近の関心である”人とのつながり”という点で印象に残ったのは、企画書の役割について述べられているところです。

企画書の役割とは何か?

  「「縁」を結ぶことです。

  一つの企画書を通じて、我々の語る「企み」に顧客が興味を持つ。
  一つの企画書を通じて、我々の人間と組織に、顧客が期待を抱く。
  そして、一つの企画書を通じて、我々と顧客の「縁」が結ばれる。

  その「縁」を結ぶことが、企画書の役割です。」

ブログも一つの文章がきっかけで、「縁」を結んだりすることもありますね。

しかし、ブログの場合は、読み手がどんな人かはなかなかわかりません。
なので、何を書くと、読み手がおもしろいと感じるかとか興味を持ってもらえるかとか、予測するのはむずかしいです。

でも、きっと逆にこれは、ブログのおもしろいところで、自分がおもしろいと思うことを書いていれば、いつかどこかで同じようなことをおもしろいと感じてくれる人が出てきてくれる可能性があります。

オープンな感じといえば、良いのでしょうか。
そんなブログの「不安定な可能性」をおもしろいと感じる人が増えれば、ブログはもっと広がるんでしょうね。

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