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2000年に出版され、25万部のベストセラーになっている『銃・病原菌・鉄』を書かれたジャレド・ダイアモンド氏の新刊です。
昨年末に出版されたので、この正月休みにしか読めないだろうと思い、読みました。
なにせ、上下巻合わせて、800ページ以上ですから。
おそらく、メルマガで書評を書くことはないでしょう。
というのは、あまり、ビジネスには関係がないですから。
大企業と環境という章がありまして、大企業の方などが読まれると、この部分は良いと思いますが、それも、1章だけです。
『銃・病原菌・鉄』で、ピューリッツァー賞を受賞され、人間の発展史について書かれたわけですが、今回は、文明の崩壊について書かれています。
前回とは、逆のテーマですね。
環境破壊による、文明の崩壊について、取り上げられています。
上巻では、過去の様々な崩壊した文明について、下巻では、現代の崩壊しつつある地域と、崩壊しないための方策について、書かれています。
あまり、方策については、参考にならないというか、当たり前のことが書かれています。
それができるかできないかが、問題なのだということがわかります。
しかし、本書の一番のポイントは、やはり、崩壊していく文明、地域の条件と崩壊しない文明、地域の比較にあると思います。
これが、非常におもしろいですね。
良くここまで調べて、書くことができるなと思います。
『銃・病原菌・鉄』でも、その洞察には、感心しましたが、また、こちらでも、同様に、むずかしい問題を、わかりやすく表現されています。
さらに言うと、こういう本を読むと、やはり知識がつきますね。
イースター島(モアイ像がある島)が、どのように環境破壊、文明崩壊に至ったかなど、ちょっと、話の種にしたくなるようなことも知ることができますから。(モアイ像をどうやって運んだかとかも知ることができますし。)
こういう歴史の本を読むことが、はたしてビジネスに役立つかどうかはわかりませんが、いつもとはちょっと違う視点を持つことができますね。
GEが、21世紀は環境ビジネスの時代だと言っていますが、そういうことの可能性、必要性を感じることができます。
とは言え、ビジネス本ではありませんので、歴史や環境に、興味がある、時間のある方が、読まれると良いと思います。
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本は素晴らしいと
思います。
著者の価値観を感じたり、
体験できないことを
疑似体験できたり
本には、さまざまな可能性が
あると思います。
内容も大切ですが、
読み側が一番
ポイントだと思います。
こばやしさん、こんにちは!
神田さんが、『銃・病原菌・鉄』を薦めていたので、気になってました。
新作もあるんですね、とりあえず欲しくなります(笑)。
これは、読んでおきたいですね~。
観じる日記さん
わたしも、全く同感です。
学ぶことが大きく、深く、多いです。
>読み側が一番ポイントだと思います。
ほんとに、そうですね。
そういう意味で、自分を広く持ちたいと思います。
ニタさん
神田さんが、『銃・病原菌・鉄』を薦めているとは、知りませんでした。
『銃~』のほうは、どうやって勝ち残るか、どうして勝ち残ったのかが、歴史などからわかります。
『文明崩壊』は、逆からのアプローチですね。
成功から学ぶか、失敗から学ぶかという感じに似ているかもしれません。
院長さん
800ページぐらいですね。
長いです。時間のある人でないと、読みきれないと思います。
つかささん
そうですね、読むのよりも、書くほうが、ものすごく大変だと思います。
どのくらいの仕事量なのか想像できません。
Posted by: こばやし : 2006年01月15日 10:54Su | Mo | Tu | We | Th | Fr | Sa |
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