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今回(10月24日放送分)の63億人の地図のテーマは、中国 豊かさへの模索でした。
内容は、中国国内の経済格差についてだったように思います。
■地域格差
内陸部と沿岸部で、所得の格差がある。
沿岸部は高く、内陸部は低い。
■富人区
上海には、富人区と呼ばれる地域があり、そこには、企業の社長など富裕な人が住んでいる。
家1件の、平均の値段が、2億円だそうです。
そこに住む、張さんという方が、紹介されていました。
事業は、不動産や電気製品の製造などをやられているそうです。
現在は、とくに、教育ビジネスに力を入れているとのことでした。
■エリート養成学校
貴族学校と呼ばれるエリートが行く学校があるそうです。
その一つを張さんは経営されています。
50万円の入学金。
500台のパソコン。
小学1年から、週4時間の英語など。
まさに、エリート学校ですね。
■戸籍、民工
農村からの出稼ぎの人をこう呼ぶようです。
農村戸籍、都市戸籍というものがあり、農村戸籍の人は、都市には定住できないとのことでした。
■教育
都市部では、農村戸籍の子供が、公立の学校に入るのはむずかしい。
公立学校は、都市戸籍の子供を優先している。
農村戸籍の子供は、民工学校というところに通うそうです。
中学の民工学校は少なく、多くの子供が、故郷に戻るとのことでした。
■先富論
鄧 小平氏
「先に豊かになれるものから豊かになれ。
先に豊かになった者は、貧しいものを助けよ。」
■寧夏回族自治区 中庄村
人口1700人。平均年収 13,000円。300人が出稼ぎへ。
雨が少なく、農業がむずかしい。
学費を払えず、小学校を中退する子供もいる。
教育が大切。
王さん
大学に合格するも、入学金(8万円-王さん一家の年収の7倍)を払うことがむずかしい。
村が保証人になって、借金をして、大学へ進学することが可能になった。
■西部大開発
貧困対策が必要。
政府が、インフラ整備のために、内陸部に企業を誘致し、雇用を開発する。
”先富” から ”共同富裕” へ
今後の中国が目指す必要があるとのことでした。
都市と農村の格差が、激しいことが良くわかりました。
都市と農村の格差については、産業革命以降、成長の際の課題としてとりあげられます。
それにしても、中国の場合は、急激で大規模なために、影響も大きいのだと感じました。
現在の中国のGDPは、世界7位だそうですが、2020年には、アメリカ、日本に次いで、3位を目指すそうです。
世界規模でも、中国が世界に与える影響は、とても大きいものとなるでしょう。
よく言われるものとしては、環境問題、食糧問題などです。
あと10数年あるわけですから、今から、予測を立てて、対処できるものは対処できるようにしておく必要性を感じます。
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中国の都市部、農村部の経済格差は日本人の想像を超えたものです。
ボクは日頃、どちらかというと中国の都市部の方にしか行く機会はありませんが、都市部の富裕層は本当にお金を持っています。
中国の富裕層がこちら香港に買い物に来て、湯水の如くブランド物を買い漁っているのをよく見かけます。
たしか1年くらい前に香港で、中国の富裕層向けに携帯電話の表面に宝石をスパンコールのように散りばめた悪趣味な携帯電話(日本円で90万円くらい)が発売されて話題になりましたが、観光で来た中国人が何台もまとめて買って帰って行くのがニュースで報じられていました。
実際、極度の経済格差が存在します。
中国には、まだ行ったことがないのですが、やはり、相当な格差があるのですね。
これからの中国の変化は、大規模で急速なものになるようなので、その変化がどういった影響を与えるのか、なかなか予想しにくいことなのかもしれません。
いずれにしても、中国が、大きな影響を与えることは間違いないと思うので、いろいろと知っておくべきなのでしょうが、日本にいて、どうやって情報を得ると良いのかは、よくわかりません。
ブログなどで、情報収集が可能な時代になっていくのでしょうか。
Posted by: こばやし : 2004年10月29日 10:54私も同じ番組みました。大学で中国語専攻で、卒論のテーマは中国における経済格差について書こうかと思っています。どんどん豊かになっていく中国ですが、都市と農村の格差は広がっていくばかり・・・。経済発展のよい点だけでなく、問題点もしっかり見つめ、考える必要があると思います。
Posted by: やみぃ : 2005年01月15日 22:39やみぃさん
そのとおりだと思います。
ただ、問題を、対応すべき問題として、
実行に移すのは、なかなかむずかしいのでしょうね。
日本も格差が広がっていると言われていますが、何をしたら良いのか、
果たして、それが問題なのかも、人それぞれ意見が異なることでしょうし。
卒論書かれるのですね。
個人的には、卒論を書くことは、良い経験でした。
自分の納得のいくものを書けると良いですね。
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